強い家を考えてみる。

どのような家が強いのか?

 

いったいどんな家が、「強い」のでしょうか。

 

 

何を持って「強い」とするのか、まずは家に種類があることを確認しましょう。

 

近所の家の屋根を見ても一目瞭然、様々な形状の屋根があります。

 

そして、建築建物の最大のポイントは、肉眼では確認できない「構造」です。

 

人間と似ているところがあり、髪型(屋根)も、顔(デザイン)も、ファッション(外壁素材)

 

も全てオリジナルです。しかし、外観だけでは判断がつかないのが”性格”(構造:骨組み)です。

 

 

 

その家が、いったいどんな骨組みで、工法で、作られているのか。

 

 

わかりやすく例えると、人間は骨(軸組)があり、筋肉(筋交・金物補強)があり、

 

それを皮膚(壁材)で覆う構造になっています。皮膚と筋肉だけでは

 

体を支えることはできません。では家の構造はどんな種類があるのでしょう。

 

 

 

「木構造」主に木材を使った構造。俗に言う在来工法

 

「ツーバイフォー構造」木材をパネルの様に仕上げ、

 

組み立てていく構造。(2インチx4インチ)

 

「鉄骨構造」軽量・重量の鉄骨を使った構造

 

 

 

「鉄筋コンクリート構造」鉄とコンクリート(砂・砂利・セメント・水)を

 

使った構造大きく分けると、『木』と『鉄』に分かれています。

 

 

 

 

それぞれの「強いところ」は何でしょうか?

 

木・・・荷重・圧力に強い。
鉄・・・張力(引っ張られる力)に強い。
素材の特徴を簡単に言うと、こういった部分でしょうか。

 

 

 

ではどんな家が強いといえるのか?

 

 

 

地震に強い家、それは「揺れに対して力を分散することができる構造」です。

 

 

木造でいうと、(すじかい)筋交いの数(柱と柱の間に斜めに固定する木の事)、

 

柱の本数、1階と2階の間取り(壁の位置)が関係してきます。

 

 

 

強度というのは、どこがプラスかを考えるのではなく、どこがマイナスになっているかを

 

探します。「2階の部屋の壁がある位置と1階の部屋の壁の位置が違う」これは、

 

2階の壁を一階の柱が支えておらず、筋交いでしっかり力を分散できていないことから、

 

強度に対しマイナスの力を発生させていることになります。また大きな窓を設けすぎることも、

 

場合によってはマイナスを発生させてしまいます。

 

 

 

 

耐震リフォームを考えるとすれば、こういった観点でチェックする必要がありますが、

 

壁の中の筋交いや、1階と2階の壁位値は設計図書(図面)を参考にするしかありません。

 

しかし、そう簡単に見れる物でもありません。

 

 

 

なぜ「専門家に相談」を推奨するかというと、耐震リフォームは、耐力が不足

 

しているとみられる箇所に耐力壁を増やす工事のほか、劣化した・あるいは

 

腐った柱などの修繕をする場合、「主要構造部」に手を加えるからです。

 

 

 

 

水もれ工事のように2つ返事で「はい、修理しましょう」というわけにはいきません。なぜなら、

 

建築基準法上の主要構造部には「ルール」があり、国土交通大臣が認めた

 

国家資格者である建築士が判断をすることを決めているからです。

 

嫌な予感がした場合は、お医者さん(国家資格者)に相談してみましょう。

 

 

 

 

 

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